色んな意味で、とんでもない作品です。
いわゆるエログロ鬱描写がありますし、性別や年齢を問わない暴力も。
読むのに覚悟が必要です。
「漫画など、自分の欲求を直ちに満たすもの」、と考える人には合わないかもしれません。
「漫画の暴力描写が直ちに読者の暴力行為に繋がる恐れがある」と考える人には、危険な本に映るかもしれません。
この漫画を読むためには、「描写を見る」「言葉を読む」「それらを通して考える」というプロセスが普通の漫画以上に必要になってくるからです。
この漫画には、「容赦がない」という言葉が似合います。展開も、描写も、作者の心意気も。
生や死を考える作品は沢山あるが
この作品を読了した時の、カタルシスといったら……
爽快感や共感ではありません。
ドロドロと渦巻く、綺麗も汚いも内包した生命力を感じることが出来ました。
「揺さぶられたい」人はぜひどうぞ。
こんなにも殺戮の描写があるのに、「生きよう」と思わせてくれる。これを読むまでは、私はいつ死んでもいい、と考えていましたが、この生命力を感じ、今は、どんなことがあってもとりあえず生きよう、と思えます。
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登録情報
- ASIN : B00BXW6KP8
- 出版社 : エンターブレイン (2006/10/25)
- 発売日 : 2006/10/25
- 言語 : 英語
- Amazon 売れ筋ランキング: - 100,604位コミック
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年8月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
当時、最終巻だけ買えず、ずっと気になってました。大人買いで解決です(^^)
2024年5月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
現実にないだろうな。ということがどんどん増えていく物語。
とはいえ想像力をかきたてるキャラクターたち。
社会で生きていると、どういう育ち方をしてきたのだろうという人物に出会す。この物語に登場するモンのように怪物のような人物。貧困の中で成長期を過ごすとどういうことが起こるか。こうした人物が出現する可能性が高まる。半面、よくその環境で立派に育ったと思える人物も居る。その差は何だろうと片手間に考えると飯と娯楽かなと思える。安心できる住環境。
電車内や駅構内で躾を超えたヒステリックな叱責を子供にしている親を時折目にする。子供は身体的に弱いがそれもほんの数年の話。
この物語にはトシという何不自由なく育てられたモンと対称的な人物も登場する。不自由なく。これが徒になったような人物。弱い。身体も精神も弱い。強くなりたいという思いの努力の方向が間違っている人物。頭も弱い。その最後は相応しい死に方であった。タバコの吸い始めのガツンとくる感覚と似ているのか、平気でバカスカと銃を発砲するが、タバコに慣れると何故こんな物吸ってるんだと思うことがあるように、自らの行いを後悔する様にムカムカする。クソみたいな人物。培養液、温室で育てられその環境に感謝できない。そのことに気づかない頭脳の弱さ。死の間際、そのことの片鱗に気づいたようだが時すでに遅し。
この作品の主人公は一見するとモンなのだが、作者が伝えたかったのはトシのほうなのだと思う。(元)郵便局員という日常的な人物像。その対極にあるような何者でもないモンという人物との不幸な遭遇。同時に不穏な社会では怪物は多数現れるという示唆を表現しているのか、ヒグマドンという存在。
何故こうなったという物語の閉め方は2度目の読了後も残ったが、記憶に残る作品の一つでした。
とはいえ想像力をかきたてるキャラクターたち。
社会で生きていると、どういう育ち方をしてきたのだろうという人物に出会す。この物語に登場するモンのように怪物のような人物。貧困の中で成長期を過ごすとどういうことが起こるか。こうした人物が出現する可能性が高まる。半面、よくその環境で立派に育ったと思える人物も居る。その差は何だろうと片手間に考えると飯と娯楽かなと思える。安心できる住環境。
電車内や駅構内で躾を超えたヒステリックな叱責を子供にしている親を時折目にする。子供は身体的に弱いがそれもほんの数年の話。
この物語にはトシという何不自由なく育てられたモンと対称的な人物も登場する。不自由なく。これが徒になったような人物。弱い。身体も精神も弱い。強くなりたいという思いの努力の方向が間違っている人物。頭も弱い。その最後は相応しい死に方であった。タバコの吸い始めのガツンとくる感覚と似ているのか、平気でバカスカと銃を発砲するが、タバコに慣れると何故こんな物吸ってるんだと思うことがあるように、自らの行いを後悔する様にムカムカする。クソみたいな人物。培養液、温室で育てられその環境に感謝できない。そのことに気づかない頭脳の弱さ。死の間際、そのことの片鱗に気づいたようだが時すでに遅し。
この作品の主人公は一見するとモンなのだが、作者が伝えたかったのはトシのほうなのだと思う。(元)郵便局員という日常的な人物像。その対極にあるような何者でもないモンという人物との不幸な遭遇。同時に不穏な社会では怪物は多数現れるという示唆を表現しているのか、ヒグマドンという存在。
何故こうなったという物語の閉め方は2度目の読了後も残ったが、記憶に残る作品の一つでした。
2017年8月7日に日本でレビュー済み
巷で人気の漫画やエロとグロを売りにしている漫画は見習うべきところが沢山ある漫画だ。
特に最近多いのが鬱っぽい漫画。悩みすぎだよって突っ込みたくなるネガティヴ漫画の多さに吐き気がする。それらはそいつらの価値観の中でもがき苦しんでるだけで感情移入できない。つまり、面白くないのだ。
この作者は現実をリアルに描きつつ虚構も上手く盛り込んだストーリーを作り出すことに成功している。つまり、突拍子のないエピソードが挿入されても世界観を丁寧に描いているので話ひとつひとつに説得力があり納得できるのだ。
純粋悪と引きこもりのコンビが織りなすロードムービーを軸としたストーリーとそれに関わっていく市井な人々を丁寧に描いている。しかも人間臭く描ききっている。
漫画史に残る傑作だ。
この作者の他の作品も素晴らしく新刊が出るのが一番楽しみな作家さんだ。
ひとつ不満を言うならば廃刊になるのが早いことだ。継続して出版してほしいものだ。
特に最近多いのが鬱っぽい漫画。悩みすぎだよって突っ込みたくなるネガティヴ漫画の多さに吐き気がする。それらはそいつらの価値観の中でもがき苦しんでるだけで感情移入できない。つまり、面白くないのだ。
この作者は現実をリアルに描きつつ虚構も上手く盛り込んだストーリーを作り出すことに成功している。つまり、突拍子のないエピソードが挿入されても世界観を丁寧に描いているので話ひとつひとつに説得力があり納得できるのだ。
純粋悪と引きこもりのコンビが織りなすロードムービーを軸としたストーリーとそれに関わっていく市井な人々を丁寧に描いている。しかも人間臭く描ききっている。
漫画史に残る傑作だ。
この作者の他の作品も素晴らしく新刊が出るのが一番楽しみな作家さんだ。
ひとつ不満を言うならば廃刊になるのが早いことだ。継続して出版してほしいものだ。
2018年5月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
散々騒がれてる漫画なので読んでみました。
一言で言うと「クソ胸糞悪い」。
作者は神の存在を示したかったらしいけどただのクソ胸糞悪い漫画でした、ヒグマドン?ギャク漫画ですか?
作者は田舎コンプレックスがあるそうですが、方言の使い過ぎで読んでて疲れます、精神的にじゃなくてセリフがいちいち方言なので読んでて疲れます。
後半、塩見が急に手を振りだす意味もわかりません、只のバカにしか見えないので不快だし、最後の最後でトシに殺意が芽生えるのなら始めから殺しとけと。
とどのとまり偽善者、間接的なトシモンの殺人加担役でしかない。
あと、個人的に一番不快なキャラは自衛隊のメガネの坂本。
対岸の火事の様な立場で目をキラキラさせて言いたい放題、やりたい放題。
個人的にこの漫画を読んでて一番胸糞悪いキャラでした。
もう読み返す事は無いでしょう。
お金損した、二束三文でしょうが即売りに行きます。
一言で言うと「クソ胸糞悪い」。
作者は神の存在を示したかったらしいけどただのクソ胸糞悪い漫画でした、ヒグマドン?ギャク漫画ですか?
作者は田舎コンプレックスがあるそうですが、方言の使い過ぎで読んでて疲れます、精神的にじゃなくてセリフがいちいち方言なので読んでて疲れます。
後半、塩見が急に手を振りだす意味もわかりません、只のバカにしか見えないので不快だし、最後の最後でトシに殺意が芽生えるのなら始めから殺しとけと。
とどのとまり偽善者、間接的なトシモンの殺人加担役でしかない。
あと、個人的に一番不快なキャラは自衛隊のメガネの坂本。
対岸の火事の様な立場で目をキラキラさせて言いたい放題、やりたい放題。
個人的にこの漫画を読んでて一番胸糞悪いキャラでした。
もう読み返す事は無いでしょう。
お金損した、二束三文でしょうが即売りに行きます。
2020年5月18日に日本でレビュー済み
コロナで家にいる時間が増えたので、スリリングで読み応えのある漫画を色々調べていたら、この漫画に行き着きました。
あくまで個人の感想ですが、全体的に間延びしていて、文字が多過ぎて読みづらい印象が勝ってしまいました。
破天荒な振る舞いや行動は最初の方は新鮮でしたが、途中から全体として義務的に読まないと読み進められないほど飽きてきました。
壮大な物語の設定に反して、読んでいても意外性を感じず、展開も場当たり的で「俺は俺を肯定する」という言葉さえも陳腐に思えました。
あくまで個人の感想ですが、全体的に間延びしていて、文字が多過ぎて読みづらい印象が勝ってしまいました。
破天荒な振る舞いや行動は最初の方は新鮮でしたが、途中から全体として義務的に読まないと読み進められないほど飽きてきました。
壮大な物語の設定に反して、読んでいても意外性を感じず、展開も場当たり的で「俺は俺を肯定する」という言葉さえも陳腐に思えました。
2017年1月9日に日本でレビュー済み
途中までは面白いと思ったけど、〆方が終わりどころ間違えて『火の鳥』の焼き直しみたいになってしまったのは残念だったね。
2020年5月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
やはりこの作品は神レベルでした。